クラスTシャツは一般的にプリントでデザインされることが多いです。しかし、プリントと言っても一種類ではなく大きく分けて三つに分けられます。クラスTシャツで代表的なプリント方法が、シルクスクリーン印刷になります。衣類の生地の表面に当てたメッシュ状の板にインクを伸ばして転写させるという方法です。
大量生産する際に向いていて、色数が増える分だけ価格が高くなるため、単色または色が少ないシンプルなデザインに向いています。ラバー転写は、カッティングプロッタでデザインに沿ってカットしたラバーシートを、熱圧着で生地に貼り付けてプリントします。輪郭で複雑なデザインが苦手ですが、単純なデザインであれば版を作る必要がなく、一枚ごとに違う名前や番号に最適です。ただし、大量生産には向いていないため注意します。
インクジェットはフルカラーで印刷することができ、グラデーションにも対応しているためイラストや写真を使いたいという時におすすめな印刷方法です。デジタルプリントなため必要な分だけ気軽にプリントすることができ、名前・番号など可変情報から、サイズ違いにも簡単に対応できますが、コストが抑えにくいとうデメリットがあります。クラスTシャツで行われるプリントはこれらが一般的ですが、どの方法を選ぶかは作るTシャツの枚数・デザイン・生地の種類かなどを考慮した上で選びます。それぞれメリット・デメリットが異なるほか、価格なども変わってくる点にも注意が必要です。